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医療事務の面接でよく聞かれる質問は?内容や対策を紹介!

                   
投稿日: 2024.01.16
更新日:2024.03.06
                   

医療事務の面接を何回も受けているのに、なかなか採用されないという方は、捉えている面接のポイントが間違っているのかもしれません。面接はポイントをしっかりと押さえられていれば、採用にぐっと近づきます。本記事では、面接前の準備を始め、想定される質問の対策、逆質問の仕方などについてお伝えします。

医療事務の面接の成功ポイント

医療事務の面接の成功ポイント

面接を成功させる秘訣は、面接官に好印象を与えることです。ここではそのために把握しておくべき、面接官の気持ちや服装・身だしなみで気をつけるべきポイント、想定される質問について説明します。

どんな準備をして面接に臨めば?
面接に臨む前に、採用する側の気持ちを考えることが大切です。どのような人と仕事をしたいのか、逆に仕事をしたくないのはどのような人なのかを考え、医院が求める人物像とマッチしているのかを客観的に分析しましょう。自分を客観視できれば、自ずと自分の良いところや、正さないとならないところが見えてくるはずです。また、面接時によく聞かれる質問は、志望動機と自己PRです。自信を持ってしっかりと伝えることも大切ですが、医院が掲げている理念と、志望動機がかけ離れたものになっていないかにも気をつける必要があります。面接での受け答え以外に、服装やヘアスタイルにも気をつけましょう。医院に到着した段階で面接は始まっており、第一印象は3〜5秒で決まるとされています。相手にいい印象を与えれば、面接を有利に進めることができます。身だしなみを整え、はきはきと笑顔で話すことを心がけましょう。
どんな質問や逆質問を想定しておくべき?
志望動機や自己PRなどのオーソドックスな質問以外に、「職務経歴」「転職理由」「パソコンのスキル」「レセプトの経験」「保有している資格」「勤務日数・就業時間」「残業の可否」「勤務開始時期」などの質問が想定されます。中でも注意しなければならないのが、回答しづらい質問です。「ほかに応募しているところはあるのか?」「前職の勤務期間がなぜ短いのか?」「結婚の予定はあるのか?」などを質問される場合があります。プライベートなことを聞かれることに嫌悪感を覚えてしまう場合もあるかもしれませんが、採用する側にとっては、長く働いてほしいという意思表示でもありますので、しっかり答えることができれば採用の可能性が高くなります。逆質問は、相手により好印象を持たせるためにも、「医院の体制」「職場の雰囲気」などいくつかの質問を準備することをおすすめします。ただし、ホームページを見ればわかるようなことを質問してしまうと、マイナスな印象を与えてしまうことがありますので注意しましょう。

医療事務の面接でよく聞かれる質問

面接時によく聞かれる質問は、「自己紹介」「志望動機」「自己PR」「医療事務として働きたい理由」「資格の有無」などです。ここでは、それぞれ押さえておくべきポイントを説明します。

自己紹介のポイントは?
1〜2分程度で、簡潔に名前と経歴を伝えることです。名前をフルネームで伝えた後に、面接に応じてくれた面接官へ感謝の旨を伝えると印象が良くなります。経歴は、今までの経験や仕事に生かせる強みを強調し、明るくはっきりと話すことを意識しましょう。反対に、自己紹介で長くだらだらと話してしまうと、コミュニケーション能力が不足していると思われ、面接官に悪い印象を与えてしまいます。
志望動機を上手く伝えるポイントは?
熱意をアピールするタイミングになるので、まっすぐな気持ちを面接官に伝えましょう。「医療事務の職に就きたい理由は?」「なぜうちの医院を選んだのか?」を答えられるようにしておく必要があります。面接官側は「この人はどのような人で、ほかのスタッフと上手くやっていけるのか」「長く働いてくれる人なのか」「医院のことをどれくらい知っているのか」をポイントとして見ています。しっかりと志望動機を伝えるためにも、医院のホームページによく目を通しておくことをおすすめします。また、提出した履歴書と自身で話した志望動機とに、食い違いがないように気をつけましょう。
医療事務で働きたい理由に対する回答は?
実体験を交えた回答をすると良いでしょう。医療事務には、患者さんや外部業者とのやり取り、レセプト請求の計算などの業務があります。根気のいる仕事のため、自分の強みをアピールすることがポイントです。医療事務未経験の方は、これまでに行ったことがある接客業の経験や、取得した医療事務の資格などを伝えてみても良いでしょう。しっかりと答えることができれば、面接官に好印象を与えられます。
資格や専門用語など聞かれる?
医療事務の資格やパソコンスキルがあるかどうかは、即戦力となるかどうかの判断基準になります。そのため、面接時に資格や専門用語に関する質問をされるケースは多いかと思います。資格を持っていないからと言って必ず不採用になるというわけではありませんので、資格を所持していない場合には、素直に勉強中であることを伝えましょう。

医療事務の面接で失敗しない逆質問は?

医療事務の面接で失敗しない逆質問は?

「最後に何か質問はありますか?」と問われたときに、いくつか質問できるように入念に準備することが大切です。逆質問することで、働きたいという意思表示をアピールすることができます。ただし、誤った質問をしてしまうと、マイナスな印象も与えてしまうことがありますので注意が必要です。逆質問のポイントや気をつけておくべき点などを理解しておきましょう。

面接官に好印象を与える質問とは?
医療事務として働くうえでの意欲を感じられる質問をすることで好印象を与えることができるでしょう。医療事務経験者の方は、資格や経験を交えて話すことで、面接官に採用後のイメージを湧かせることができます。未経験の方は、医療事務にまつわる知識を勉強中であることをアピールできれば、良い印象を与えることができます。
働きたい姿勢を見せるには?
ホームページでは読み取れない、医院の理念を面接時に聞くことです。医院の動きや体制などは事前に情報を調べればわかることですが、理念は抽象的な言葉で書かれていることがあります。医院の理念が明確にわかれば、よりそこで働くイメージが湧きますし、面接官もよく調べていると思ってくれるでしょう。
話しにくいことを質問されたら?
無理に回答する必要はありません。ただ、面接官は、どれくらい長く働いてくれるのか、どのようなことを苦手としているのかなどを判断するためにそのような質問をしていることが多いので、前職をやめた経緯や勤務期間が短い理由などは明確に答えられると良いでしょう。曖昧な返答をしてしまい、不信感を与えてしまわないように注意が必要です。
逆質問できることが何もない場合は?
逆質問は無理にしなくても構いません。無理に質問をしようとして、すでに聞いている内容に対して再び質問してしまうと、話を聞いていないと言う印象を持たれてしまう可能性もあります。ただ、逆質問は、序盤の面接の失敗を取り返すチャンスでもあります。また、お互いのミスマッチを防ぐためにも、気になることがあれば臆せずに質問をしましょう。

編集部まとめ

面接官も人間ですので、採用する側も緊張しています。だからこそ焦らずに、医療事務で働きたい理由をしっかりと伝えましょう。また、想定質問や逆質問を意識し、事前の準備をしっかりと行うことが大切です。本記事を読んで面接に合格し、医療事務で働く方が一人でも増えれば幸いです。