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クリニックや病院にあうセルフレジはどれ?おすすめのメーカーも紹介

                   
投稿日: 2024.01.17
更新日:2024.04.05
                   

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、セルフレジを導入する施設が増えています。それは医療機関においても同様であり、従来の「診療後に会計をするために待ち、受付で診療費を払ってから帰宅する」という流れから、「診療後はセルフレジでスムーズに会計まで終える」という流れが一般的になりつつあります。では、セルフレジを導入するにあたってどのようなことに気をつければいいのでしょうか。この記事では、セルフレジを導入するメリット・デメリットや導入時のポイントなどを説明します。ぜひ参考になさってください。

クリニックや病院のセルフレジとは?

クリニックや病院のセルフレジとは?

まずは、クリニックや病院に導入されるセルフレジとはどのようなものなのかを説明します。

セルフレジの種類

レジには、大きく分けて「POSレジ」「タブレットPOSレジ」「販売機」「セルフレジ」という4つの種類があります。また、セルフレジは「フルセルフレジ」と「セミセルフレジ」に分けることができます。この2つのレジの違いは、患者さんやお客さんが操作をどこまで行うかです。

フルセルフレジとセミセルフレジの違い

フルセルフレジは、「フル」と名がついていることからもわかる通り、患者さんやお客さんが会計操作をすべて行います。スーパーマーケットのセルフレジなどで、自分で商品をスキャンし、合計金額を確認してお金を支払い、店員とは会話などを交わさずに買い物を終了するという経験がある方も多いのではないでしょうか。このタイプがフルセルフレジです。それに対しセミセルフレジは、コンビニエンスストアなどをイメージするとわかりやすいかと思います。商品のスキャンを行うのは店員ですが、その後の支払い方法の選択や支払い処理はお客さん自身でシステムを操作して行うタイプが、一般的にセミセルフレジと呼ばれています。そのほか、レジシステムの種類によってどこからどこまでをお客さんが行うのかが異なる場合がありますが、「店員の操作も必要になる」タイプはセミセルフレジだと考えておきましょう。

自動精算機との違い

ここまでの説明を読み、セルフレジと自動精算機を同一のものとして考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし、厳密にいうとセルフレジと自動精算機は異なります。セルフレジは、店員の操作が必要にならない場合でも、レジ処理を行っている様子を店員が近くで見ておく必要があります。それに対し自動精算機は、そういった監視作業が必要になりません。ただし、現在ではフルセルフレジと自動精算機の定義はあいまいになっている部分があり、フルセルフレジのことを自動精算機と呼ぶ場合もあります。

クリニックにセルフレジを導入するメリット

ここからはクリニックにセルフレジを導入する場合のメリット・デメリットやポイントについて解説します。まずは、クリニックにセルフレジを導入するメリットについてです。

会計時の待ち時間削減

セルフレジを導入するメリットとして、特に患者さんにとってのメリットとなるのが「会計時の待ち時間削減」です。クリニックをはじめとする医療機関では、診察や会計などそれぞれのタイミングで待ち時間が発生することが一般的です。しかしセルフレジを導入することで、会計作業がスムーズになり、待ち時間を削減することができます。受付スタッフなど人手が足りていない場合には、特に大きなメリットとなるでしょう。患者さんはもちろん、スタッフにとっても会計作業にかかっていた時間をほかの業務にあてることができ、仕事の効率化につながります。また、患者さんにとっては、お手洗いに行きたい時や電話中を避け、自分の好きなタイミングで会計ができることもメリットです。

金銭管理がしやすくなる

人の手による会計処理は、どうしてもミスが発生してしまいます。セルフレジを導入することにより、そのような人為的ミスを減らすことができるのは大きなメリットといえるでしょう。お金の受け渡しの際のミスや、レジへの打ち込みの際のミスを減らせるので、レジ締め作業の時間も削減できます。

スタッフの業務効率化

会計処理はセルフレジに任せ、そのためにかかっていた時間をほかの業務にあてることができるようになります。そのため、スタッフの業務効率化や人件費の削減が可能になります。また、それに伴い、スタッフの稼働時間を減らすことができたり、人数を調整できたりといったことも可能になるでしょう。そのほか、患者とスタッフ間での接触機会が減ることによる院内感染の防止や、外国人患者への対応も可能といったメリットもあります。

クリニックにセルフレジを導入する時のポイント

それでは、実際にセルフレジをクリニックに導入する場合、どのようなことに気をつけてセルフレジを選べばいいのでしょうか。セルフレジ自体の価格はもちろん、対応可能な決済方法や操作が簡単にできるかどうか、リースに対応しているかどうかなど、さまざまなポイントがあります。ここからは、「電子カルテやレセコンとの連携」「サイズ」「コストパフォーマンス」という3つに絞り、セルフレジを選択する際のポイントを解説します。

電子カルテやレセコンと連携できるか

電子カルテやレセコンのシステムと連携できるセルフレジシステムかどうかは、必ずチェックしておきましょう。機種等によっては、連携が難しい場合もあります。また、連携の可否だけでなく、連携方法を確認しておくことも大切です。連携方法はレジシステムによって異なっており、オンラインで連携する場合やバーコードを読み取って連携する場合などがあります。それぞれ、操作にかかる時間や連携のためにかかる費用なども異なってきますので、目的やクリニックの状況に応じて先を見据えた選択をすることが大切です。

サイズは適切か

セルフレジには、さまざまな種類があり、大きさも卓上型から床に設置するタイプまで幅広くあります。クリニックの待合室の状況により、どこに置くべきか何台置くべきかなどは異なりますので、しっかりとシミュレーションをしてサイズを選択しましょう。

導入コストと削減効果が割に合うか

セルフレジ導入のポイントとして最後にお伝えするのが、「導入コストと削減効果が割に合っているかどうか」についてです。セルフレジは、導入すればさまざまな面で業務効率化を図ることができますが、うまく使いこなすことができなければそのメリットを最大限に享受することはできません。まずは、「会計時のミスを減らしたい」「人手不足を解消したい」「人件費を削減したい」など、何を目的に導入を考えているのかを明確にしましょう。そのうえで、初期費用と運用費用が、予算や削減効果と釣り合っているか、割にあっているかを考えることが大切です。またその際は、セルフレジ単体の金額だけでなく、保守などの運用費用も含めて計算することが重要です。

クリニックにセルフレジを導入するデメリット

クリニックにセルフレジを導入するデメリット

それでは次に、セルフレジ導入においてのデメリットを解説します。セルフレジ導入には、導入コストがかかる、操作を把握するまでに時間がかかる、業務フローの変更が必要になる場合がある、データの移行が必要になる場合がある、セキュリティを強固なものにする必要がある、停電時に利用できない可能性があるといったデメリットがあります。こういったデメリットを把握しておくことで、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクを減らしましょう。また、下記ではセルフレジ導入後に起こりがちな後悔するポイントを解説します。導入時のポイントと合わせて確認することで、クリニックにあったセルフレジを選んでいただければと思います。

自動精算機の方がクリニックや病院にあっていた

セルフレジを選ぶ際に、「セミセルフレジ」「フルセルフレジ」「自動精算機」といった種類を適切に選んでおくことはとても大切です。「セミセルフレジを選んだけれども、スタッフの手間があまり減らずコストパフォーマンスが良くない」「フルセルフレジよりも自動精算機を選び、常にスタッフが監視している必要がない体制を整えるべきだった」など、導入後に後悔する可能性が出てくるからです。自動精算機では、領収書や診療明細書の発行も同時に行えますので、完全に会計処理を自動化したい場合には自動精算機を選択するようにしましょう。

電子カルテやレセコンと連携ができなかった

前述したように、電子カルテやレセコンと連携ができるかどうかを確認しておくことはとても重要です。また、セミセルフレジでは基本的に電子カルテやレセコンとの連携は行われません。医療事務スタッフが支払い情報を入力し、その情報に沿って会計処理のみを患者さんがセルフレジ上で行う流れとなっています。そのため、フルセルフレジとセミセルフレジでできることの違いを把握しておかないと、「連携まで自動でされると思っていた」という勘違いにもつながりかねません。「電子カルテやレセコンとの連携」「請求書の発行」「再来受付」など、自分のクリニックではどのような処理工程を自動化したいのかを明確にし、それに応じたセルフレジシステムを選ぶようにしましょう。

導入後の運用が煩雑だったり、メーカーのサポートがなかった

セルフレジ導入前に、操作性の良し悪しやメーカーのサポート体制を把握しておくことも大切です。操作性が悪い場合、「年配の方を中心にセルフレジを使えない方が多く、結局スタッフのサポートが必要になっている」といったことも起こり得ます。事前に複数人で実際に操作をしてみることで、無理なく会計処理ができるかどうかを確認しておきましょう。また、システムに不具合が生じた場合などに、メーカーがどのようなサポートを行っているかも重要です。会計システムが使えない状態は、ほんのわずかな時間だとしてもクリニックに混乱が生じる可能性があります。導入後のサポートに対応しているかどうかはもちろん、電話や対面といったサポート手段、修理等が必要になった場合のスピード感なども確認しておくといいでしょう。

クリニックや病院におすすめのセルフレジ

それでは最後に、クリニックや病院におすすめのセルフレジをご紹介します。

NOMOCa-Regi

初めにご紹介するのは、「NOMOCa-Regi(ノモカレジ)」です。このセルフレジは歯科医院やクリニック専用のセルフレジとなっています。患者IDを入力するか、バーコードなどを読み取ることにより請求情報が表示され、クレジットカードや現金などでの会計が可能となっています。稼働開始時に立ち会ってもらえるほか、導入後に不具合が生じた際は専任の担当者がすぐに駆け付けてくれるのもうれしいポイントです。また、電子カルテやレセコンとの連携も可能となっています。

ビジコム

ビジコムは、クリニックや調剤薬局向けのセミセルフレジを提供している会社です。提供しているセルフレジでは、レセコンからバーコードやQRコードを読み取ることで、金額の入力が可能となっています。電子カルテやレセコンとオンライン連携はされませんが、その分データの情報漏洩などのリスクを下げられるといったメリットがあります。現金はもちろん、クレジットカードや電子マネーにも対応しています。

スマレジ

スマレジは、自動釣銭機に対応した、クラウド型のPOSレジです。POSレジとは、販売戦略の構築に役立つ「POSシステム」が搭載されたレジのことで、在庫管理や顧客管理、棚卸などに役立つシステムが搭載されています。レセコンや電子カルテとの連携機能やキャッシュレス決済機能もついており、多機能な点が魅力となっています。また、クラウド型のため、クリニックの状況や目的に合わせて、必要なアプリを追加できる点も魅力となっています。

まとめ

クリニックや病院におけるセルフレジ導入の際の、システムを選ぶ時のポイントや導入のメリット・デメリット、おすすめのセルフレジなどをまとめましたが参考になったでしょうか。昨今のキャッシュレス化や感染防止対策などの流れに伴い、セルフレジを導入する医療機関は増えています。導入を検討されている場合は、その目的をしっかりと整理し、複数のセルフレジシステムを検討することで、自分のクリニックにぴったりのセルフレジを選んでいただければと思います。